レミーマルタン

1724年、コニャック地方のワイン生産者であったレミー・マルタンは、自らの名を冠したブランドを創設した。19世紀初頭、レミーマルタン社の専門技術を象徴するエンブレムとして、人間と自然の結合を表すケンタウロスが選ばれた。コニャックの製造に使用されるブドウはすべて、この地域の2つの最高級クリュ、グランド・シャンパーニュとプティット・シャンパーニュからのみ収穫される。これらの特別なコニャックの中でも、1874年に造られたルイ13世は、メゾンを象徴する製品となっている。リムーザン産のオーク樽で熟成させた1,200のオー・ド・ヴィーをブレンドして造られるルイ13世は、アロマティックなフィネスを持つコニャックである。チャーチルやド・ゴール将軍も、この特別なコニャックの偉大な愛好家の一人であった。長年にわたり、レミーマルタンのコニャックは高級品業界に欠かせない存在となり、その製品はますます高級化している。