アルマニャック

アルマニャックは、フランスのジェール県、ランド県、ロット＝エ＝ガロンヌ県で生産されるワイン・ブランデーで、より限定された地理的名称として、バス・アルマニャック、アルマニャック・テナレーズ（またはテナレーズ）、オー・アルマニャックがある。ブラン・アルマニャック（または白アルマニャック）は、生産地域は同じだが、仕様が若干異なる。これらのアペラシオンはすべて、南西部のブドウ畑の一部を形成する、かつてのアルマニャック県に由来する。

アルマニャックは中世から生産されていたが、17世紀に大量生産が始まり、19世紀に最盛期を迎えた。オーズ（バス・アルマニャック県）とコンドーム（テナレーズ県）は、ともにジェール県にあり、歴史と経済の中心地である。

アルマニャックは辛口の白ワインを蒸留して造られる。様々な製品がこれらの呼称の対象となっており、アルコール度数が高くなるにつれて、オーク樽での熟成期間が長くなる。アルコール度数は40度以上である。2010年には、2,105ヘクタールのブドウ畑でアルマニャックが造られ、その年の生産量は18,900ヘクトリットルの純アルコール（70mlボトルで600万本強に相当）だった。